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桃李塾かわら版~その20~

新緑の季節となりました。しかし、天気は依然とすっきりせず、イランと折り合いがつかない世界情勢の様です。株価だけが過去最高を記録し、物価も過去最高と言ってよいほど何もかも高くなっています。福岡県民の大好物であるうどんが、つい最近まで300円台だったのが、今や500円台、かしわめし付けて800円超え、これって異常としか思えません。国会では給付つき税額控除だとか、食料品消費税減税だとか審議している。その審議時間に係るコスパの悪さ、減税後のレジスター改修に係る経費、天秤にかけたくなってきます。


どうかしてくれ。国民は瀕していますよ。国会議員の皆さんよ。


一会一言 吉田松陰名語(二十) 川口雅昭

西子不潔を蒙れば、俊才博学にして美徳善行ある者の譬とすべし。

悪人斎戒沐浴せば、劣才陋学にして美徳善行ある者の譬とすべし。

然らば則ち士の貴ぶ所、徳なり才に非ず、行なり学に非ず。此の章を読み以て士の先務を知るべし。

安政二年(一八五五)十一月「講孟劄記」



【訳】

「美人の西子でも、不潔のものをかぶれば、人は皆鼻をつまんで通り過ぎる」と『孟子』(離婁下第二十五章)にある。この西子が不潔をかぶるというのは、すぐれた才能もあり学問も広いが、美徳善行のない人間の例えである。また、「どんな醜い人でも、斎戒沐浴して身を清めれば、天帝の祭りに奉仕することができる」とある。この醜い人が身を清めるというのは、才能は劣り学問も浅くとも、美徳善行がある人間の例えである。そうであれば、士たる者の貴ぶところは徳であって、才能ではない。行動であって、学識ではない。この章を読んで、士たる者がまず務めるべきことが何かを知るべきである。


【解説】

最近、とんと「士」がいなくなったと寂しく感じていた。私は桃李塾生の希望者と毎晩英語など一緒に勉強している。時々、その合間に雑談をすることがある。過日、ある生徒が「私、人から認められる人間でなく、立派な人間になりたいんです」と言った。一瞬耳を疑った。突然の、それも嬉しい衝撃だった。今の時代にこんな高校生が育っている。今、このような青年と会えた喜びを感じている。


桃李塾とは

「心ある日本人たれ」を塾是とし、中・高校生を対象に、国家社会のリーダーたる人材を育成することを目指しています。

桃李塾では、定期的に私たちの活動状況などをお送りします。

心で感じて、心を読んで、心にふれて、そんな思いに御支援をお願いします。


 
 
 

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