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桃李塾かわら版~その3~

桃李塾かわら版その3をお送りします。今回の一会一言は「文武の盛」です。

売名・金・地位だけに反応する人間が、本当に多すぎる。「俺が俺が、私が私が・・」果たして

そんな日本人を信じることができるか。いや、、、。


 

一会一言 吉田松陰名語(三) 川口雅昭

 

文武の盛せいとは

書を読む者の衆おおきを謂いふに非ざるなり、道を求むる者の衆き、是これのみ。道を求むる者の衆きを謂ふに非ざるなり、先せん知ちの後こう知ちを覚さとし、後こう覚かくの先せん覚かくを師しとする、是れのみと。 安政二年九月「太たい華か山やま縣がた先生せんせいに与よへて講こう孟もう劄さっ記きの評ひょうを乞こふ書しょ」


【訳】文武、学問と武芸が盛んであるとは、書物を読む者が多いことをいうのではない。道、人としてのあり方を求める者が多いこと、これのみである。道を求める者が多いことをいうのではない。先知、先に道理を知った者が後から知ろうとする者を教え導き、後に覚った者が先に覚った者を師とする、これのみである。


【解説】

現在の我が国、江戸時代と比し「文武」は「盛況」である。しかし、幕末の西郷隆盛、吉田松陰、坂本龍馬のような人物がいない。それは、知識、技芸を求めるのみで、人としての道を求めないことが主因の一つであろう。一方、売名・金・地位だけに反応する人間があらゆる分野で「横おう行こう跋ばっ扈こ」している。また、先生に責任もあるが、親子共に先生を「師」とみず、一ツールとみる傾向がある。我が国が「衰退途上国」となる訳である。


 

桃李塾とは

「心ある日本人たれ」を塾是とし、中・高校生を対象に、国家社会のリーダーたる人材を育成することを目指しています。

桃李塾では、定期的に私たちの活動状況などをお送りします。

心で感じて、心を読んで、心にふれて、そんな思いに御支援をお願いします。



 
 
 

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