
Overview
NPO法人 桃李塾 概要
近年、日本人のアイデンティティーに関し、明確な哲学や識見を持ちえた青少年が育っていないと感じます。社会や学校教育において、ないがしろにされてきたと思われる教育内容が多いことに起因しており、このままでは、豊かなる歴史と伝統に培われた文化を有する日本国民としての意識が希薄な国民が多勢となり、国家の存在さえも危うくすると考えます。
これまで、有志による個人的な運営により、中学生・高校生、大学生、教職員や一般社会人が一堂に会して勉強会を実施していたところ、このような活動を、広く遍く定期的に組識立って実施してほしいと、保護者をはじめ教育界、及び実業界からの強い要望が聞かれるようになりました。
そこで、この度、主として中学生・高校生を対象に、吉田松陰を中心とした先哲の教えに学ぶ勉強会を行い、日本人としての基本となる精神を共に学び合いながら、折々に、各界のリーダーとして活躍する講師を招き、「歴史」「伝統」「文化」「科学」など、それぞれの専門分野を講義、指導いただく勉強会を塾として企画しました。
これにより、中学生・高校生に、これからの時代を生きる日本人としての正しい精神を培い、また、自ら問い、自ら学び、自分のみならず、我が国及び世界の将来を積極的に切り拓いて行こうとする姿勢などを身に付けさせる内容を提供していきます。
また、本塾の趣旨に賛同する現職教職員や、今後教職を目指す方に対して、学びの機会を提供し、自己研鑽の道を提供していく活動を行います。
【理念】
桃李塾は、「郷土への愛情および自然との共生」を柱として、
国家社会のリーダーたる人材を育成せんとする機関である。
【目的】
一、国家を支える「歴史」「伝統」「文化」「科学」等各分野のリーダーを育成する。
一、国際社会で、我が国が果たすべき使命を自覚し、我が国および人類の未来を創造する人材を育成する。
【塾是】
「心ある日本人たれ」
私たちが考える「心ある日本人」とは、
一、自分を飾らず、素直な心をもつ。嘘や人の悪口を口にせず、自慢をしない。
一、礼儀正しく、作法を乱さない。義理を大切にし、約束を守る。
一、恥を知り、鉄石の心でならぬことはなさず、なすべきは一歩も引かない。
一、温和慈愛で、人の艱難を見捨てず、人のために情けを惜しまない。
一、上に諂わず下を侮らない。もののあわれを知り、頼もしくある。
【塾生心得】
一、立志為源
りっしいげん
自ら立てた志を行動の源とすること
せんしんこうがく
一、専心好学
自らの志に従い、徹底的に継続して勉学に励むこと
一、独立不羈
どくりつふき
他人を頼らず、他からの影響を受けず勇猛果敢に行動すること