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桃李塾かわら版~その22~

桃李塾も3期生を迎える季節となった。数は多くはないけれど、指折りの人材を輩出してきた。今年も自ずからの意思で、門を叩いてきた人材ばかりの様だ。どんな気持ちを持ち、どんな姿勢で、何を学ぼうと、何を渇望しているのか、会ってみるのが楽しみだ。

さあ、今年も大いに盛り上がることに期待したい。目の輝きを一層強く放つ人材となることを願わむ。

7月11日土曜日は、入塾式・開講式だ。


一会一言 吉田松陰名語(二二) 川口雅昭

郷土に居付き候ては俗事蝟集、学業墓行き申さぬものに御座候。且つ他邦に居り候へば物毎に付けて志気を発励致し候。次には新聞異識も之れあるべく候。因って相考へ候に、先づ鹿児島へ衝き懸け御出で然るべく存じ奉り候。薩摩は御考へ通り、近時軍政更張、特に大藩名主、定めて藩中観るべき事も多かるべく、人物も乏しかるまじく、特に琉人の風聞等も心得に相成るべき事之れあるべく存じ奉り候。

安政二年(一八五五)七月「來原良藏宛」



【訳】

郷里にとどまっていると、俗事が集まってきて、学問がはかどりません。しかし他国に住めば、何事につけても志気が奮い立ちます。さらに新しい知識や見聞も得られるでしょう。そこで考えるに、まず鹿児島へ向かわれるのがよいと存じます。薩摩はご承知の通り、近年軍政を改革し、特に大藩の名君であり、藩内には見るべき事も多く、人材も豊富でしょう。


【解説】

知覧富屋旅館での勉強会以来、十数年振りに鹿児島を訪ねた。五十五年来の膠漆の友・濵田総一郎氏の畏友、前迫栄二郎さんに初めてお会いした。鹿児島中央駅東口の「若き薩摩の群像」の作者である。現在の薩摩隼人であった。お会いしただけで、志気も奮い立った。松陰先生は膠漆の友・來原良藏に鹿児島遊学を勧められた。來原が薩摩に行っていたらと今更ながら惜しまれる。人物に会う旅、今も重要である。


桃李塾とは

「心ある日本人たれ」を塾是とし、中・高校生を対象に、国家社会のリーダーたる人材を育成することを目指しています。

桃李塾では、定期的に私たちの活動状況などをお送りします。

心で感じて、心を読んで、心にふれて、そんな思いに御支援をお願いします。


 
 
 

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