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桃李塾かわら版~その9~

梅雨の候です。

しかし今日の福岡は気持ちの良い梅雨晴れの好天です。

雨が降らないと水が心配で、雨が降っても水が心配で、悩ましい季節です。

近隣の田んぼは田植えの真最中、今年は豊作ですかね~。

米不足?なら今までの減反政策は何?価格の高騰?なら適正価格っていくら?

古米どこ行った?古古米、古古古米は安く出回っているのに。古米売れないよ。

えっ再び国が買い取る??

何やってんだ、政治家は、、喝!

国民なめるな。


一会一言 吉田松陰名語(九) 川口雅昭

正月二日、岡田耕作至る。余、為に孟子を授け、公孫丑下篇を読みて訖る。

村塾の第一義は、閭里の俗礼を一洗し、枕戈横槊の風と為すに在り。(中略)

今、墨使府に入り、義士獄に下る、天下の事迫れり、何ぞ除新あらんや。(中略)

耕作甫めて十齢、厚く自ら激厲す、其の前途寧んぞ測るべけんや。書して以て之れを励ます。

安政五年正月「岡田耕作に示す」


【訳】

正月二日、岡田耕作が来た。私は耕作のために『孟子』の授業をし、公孫丑下篇を読んで終わった。

村塾の究極の目的は、村の俗習を改め、戦いに備えるような勇敢な精神を育てることにある。

(中略)今、米国使節は江戸へ入り、志士達は投獄されており、幕府の政治状況は緊迫し、新年を祝うどころではない。

(中略)耕作は十歳だが、自らを厳しく鍛えている。その将来は計り知れないものがある。ここに記して耕作を激励する。


【解説】

私は希望する塾生と毎晩 Teamsで英語等を一緒に勉強している。

講義でこの話をしたところ、二名の塾生が手を挙げ、この正月は三日から勉強を再開した。 先日その一人が英語の訳ができず、泣き始めた。その真剣さに心が震え涙が出た。

我が国の光である。


桃李塾とは

「心ある日本人たれ」を塾是とし、中・高校生を対象に、国家社会のリーダーたる人材を育成することを目指しています。

桃李塾では、定期的に私たちの活動状況などをお送りします。

心で感じて、心を読んで、心にふれて、そんな思いに御支援をお願いします。


 
 
 

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