桃李塾かわら版~その17~
- mnakamuracbb
- 12 分前
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今年の立春は2月4日です。冬が極まり春の気配が立ち始める日、『暦便覧』には「春の気立つを以って也」と記されています。冬至と春分の中間に当たり、昼夜の長短を基準に季節を区分する場合は、この日から立夏の前日までが春です。九州など暖かい地方では梅が咲き始めます。福岡の梅の名所である太宰府天満宮で梅の香が漂う季節となりました。まだまだ寒い日が続くのが、この時期です。くれぐれも体調にご留意ください。
さて、今月の一言です。お読みください。
一会一言 吉田松陰名語(十七) 川口雅昭
嗚呼、不仁の者其の危を安とし其の菑を利とし亡ぶる所以を楽しみとし、自ら侮るの悔たるを知らず、自ら毀るの毀たるを知らず、自ら伐つの伐たるを知らず、昏迷惑溺死亡に至りて、遂に自ら悟らざるは実に哀しむべきのみ。
安政二年(一八五五)九月「講孟劄記」
【訳】
ああ、仁義を欠いた者は、本来は危険であることを安全だと思い込み、災いとなることを利益だと勘違いし、滅びの原因をむしろ楽しみとしてしまう。そして、自分が侮辱されるような行いをしていることにも気づかず、自分で自分を傷つけていることにも気づかず、自分で自分を誇っているつもりが、実は身を滅ぼしていることにも気づかない。迷い、惑い、溺れ、ついには破滅に至っても、なお自分の過ちを悔いようとしない。これはまことに悲しむべきことである。
【解説】
「俺がオレガ」の若い頃は全くこの指摘の通りだった。今思えば、何も分かっていなかったということか。人生の一寸した慶事に驚喜し、一寸した不孝に落胆した。天を怨みこそすれ、感謝することはなかった。孟子は「在身(一切の問題の根本は我が身にある。自己の身こそ責任の所在である)」と教えている。これから長い人生を歩まんとする若者に、この孟子の教えをおくりたい。。
桃李塾とは
「心ある日本人たれ」を塾是とし、中・高校生を対象に、国家社会のリーダーたる人材を育成することを目指しています。
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