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桃李塾かわら版~その18~

3月弥生を迎えました。梅花から桜花に代わる時期となりました。桜が咲き始めると、お別れの季節になったと感じます。1期生のうち4名が論文を書き上げ卒塾していきます。2期生も閉講となります。


桃李塾は、今年7月には3期生を迎えることになるでしょう。佐賀で開講3年、石の上にも3年です。そろそろ定着と成果を大きくアピールする時機到来でしょうか。今期もお支えありがとうございました。心よりお礼申し上げます。さて、今月の一言です。お読みください。


一会一言 吉田松陰名語(十八) 川口雅昭

其の恃むべきに因りて朝夕淬励せば、以てこれに加ふるなし。若し夫れ其の恃むべきに安じて自ら足れりとすると、其の恃むべきを舎てて他に求むるとは、一も可なるものなし。

嘉永元年(一八四八)「瓊杵田津話の後に書す」



【訳】

頼むべき根本(=自分が拠って立つべきもの)に基づいて、朝な夕なに自分を磨き励むなら、そこにさらに付け加えるものなど何もいらない。ところが、もしその頼むべき根本に安住して、「もうこれで十分だ」と満足してしまうことや、本来の拠り所を捨てて、外に求め始めることは、良い結果になることなど、一つもない。


【解説】

「其の恃むべき」とは、小は参考書から大は恩師先生の存在、また、思想信条ということであろうか。人間は往々にして、これらに安じて自ら足れりとしたり、また、ちょっと結果がでないと、其の恃むべきを舎てて他に求むるものである。松陰先生はそれを「一も可なるものなし」と断じていらっしゃる。

俗に「石の上にも三年」という。これが分かるようになるには人生の経験が必要である。若い人には一度自分の稚拙な考えを捨て、全てを天に任せ、眼前の課題に全身全霊で挑じて欲しい。いずれ、先生の教えが理解できる筈である。


桃李塾とは

「心ある日本人たれ」を塾是とし、中・高校生を対象に、国家社会のリーダーたる人材を育成することを目指しています。

桃李塾では、定期的に私たちの活動状況などをお送りします。

心で感じて、心を読んで、心にふれて、そんな思いに御支援をお願いします。


 
 
 

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