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桃李塾かわら版~その10~

梅雨が明けてしまいました。

今年も猛暑だとか。外気温は34・35℃です。

また、鹿児島で、北海道で、茨城で地震が頻発しています。

南海トラフだけでなく、30年以内に兵庫から富山沖にかけてM7レベルの地震確率が18%との報道。


世間では米の高騰、物価高、年金改革、生活保護減額違法判決、防衛費GDP5%など金に纏わることばかり、なのに政党は減税、現金給付すると公言する。

どうなってんの?今後どうなるの?

不安ばかりが付きまといます。


一会一言 吉田松陰名語(十) 川口雅昭

それ孟子の和気と、今人の薄情と、その起る所何事ぞと尋ぬるに、

物を愛するの心と、己れを衒ふの心と、その途を異にするに由る。

然らば有志の士、物を愛するを以て心とし、切に己れを衒ふの念を禁遏すべし。

安政二年八月「講孟劄記」


【訳】

孟子の穏やかな態度と、今の人々の薄情の態度との違いが何から生じるのかと考えてみると、それは物を愛する心と、自己を世に宣伝したいと思う心との違いによるものである。

それ故に有志の人物は、物を愛する心を自分の心とし、自己を宣伝したいと思う心を断ち切らねばならない。


【解説】

松陰先生はこの前に、「仁人の心がどのようなものであるかを知らねばならない」と述べ、

「燕の楽毅が所謂『古の君子は交絶えて悪声を出さず。忠臣は国を去りてその名を潔くせず』と云ふも、此の義なり」

(燕の楽毅の『昔の君子は、交際が絶えても、相手の友人の悪口はいわなかった。忠臣は、自らが容れられず、国を去るようなことが生じても、自分の潔白をいい立てて君の過悪を暴露するようなことはなかった』という言葉もこの意味である)と述べている。

己を衒わず、人の悪口をいわない、これを守りたい。


桃李塾とは

「心ある日本人たれ」を塾是とし、中・高校生を対象に、国家社会のリーダーたる人材を育成することを目指しています。

桃李塾では、定期的に私たちの活動状況などをお送りします。

心で感じて、心を読んで、心にふれて、そんな思いに御支援をお願いします。


 
 
 

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